森 俊
平成7年(1995年)ドイツ語学科卒業
学生時代
5年間の学生生活は部活(バレー部)中心で、単位を取るための本当にぎりぎりの勉強しかしませんでした。後悔はしていませんが、反省はしています。
今でも付き合いが続く、先輩後輩を含め「同じ目標に向かって努力した仲間」は何にも代えがたい財産ですし、キャプテンとして、小さいながらも「組織」がどうやったらうまくいくのか、悩み、考え、自分なりに努力したことは、間違いなく社会にでてからも通じる、有意義な経験でした。
JR東日本に入社~翻訳会社へ転職
JR時代には、駅ビル開発を担当し、2002年開業の上野駅の商業施設(アトレ)のプランニングやテナントとの出店交渉、広告宣伝などの責任ある仕事を任されました。
JRならでは大規模案件で、非常にハードではありましたが、たくさんの経験を積み、幅広い知識や自信を得ることができました。
またJRの開発案件の圧倒的な影響力の大きさに、色々なことを考えるようになりました。
中国語学科卒の妻が翻訳を長年続けていた関係で、翻訳会社(中国語、韓国語専門)の社長と意気投合し、小さい会社にしかできないこともあると考え、転職を決意しました。
自分で翻訳をするわけではありませんが勉強もたくさんしましたし、毎日中国語、韓国語に接し、営業面で必要な知識だけでなく、翻訳者さんとのやり取りなど数多くの経験をつみました。
独立-翻訳会社設立
少しずつ方針の違いを感じるようになり、やればなんとかなる、との思いも得ていたので思い切って2010年に独立を決断し、翻訳会社を設立しました。
現在は、価格競争の波に流されないよう、品質面や、その他のサービスとの組み合わせなどにより付加価値をつけるという方針で、本業を育てつつ、少しずつ新しい展開の種を蒔いています。(今後、徐々に言語の幅も増やしていこうと東京外大卒の方に声掛けもしていますので、我こそはという方がいらっしゃればご連絡ください)
すべてのことに自分が責任をもつ大変さはありますが、自分で考えいろんなことに取り組むことは本当にやりがいが感じられます。
仕事をするうえで大切にしたいこと(若い皆さんに伝えたいこと)
社会に出て仕事をすることは、選択・決断すること。
幅広い知識があれば、難しい選択・決断をする際に、より正しい方向に舵をとることができます。いつになっても地道な勉強や情報収集は大切です。
また、人と人とのつながりは本当に大事です。そのつながりが思いがけないところで助けになったり、新しい出会いにつながったりします。そしてそのお付き合いは誠実であることが一番大切であると思っています。
それから「チャレンジ」すること。自分でできることしかしなければ成長できません。無茶をするのとは違いますが、自分にできるだろうか、と不安に思うことはあってもチャレンジすることで、自分も成長するし、新しい世界が開けます。
そして目標や夢を持つこと。自分がやりたいこと、大切にしたいことに向って、「勇気をもって」行動し、チャレンジを続ければ、きっといろんなことが成し遂げられるはずです!
----(略歴)--------------------------------------------------
平成7年(1995年)ドイツ語学科卒業後、JR東日本に入社、駅ビル運営会社に出向し駅ビルの運営、開発を担当、2002年、上野駅ビル(アトレ)開業にあたりゾーンニングや収支想定などのプランニング、テナント出店交渉、広告宣伝などを任される。2003年に翻訳会社に転職後、2010年に独立し、翻訳会社㈱アレクシス設立(2012年7月現在)。
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