大家 正登
平成15年(2003年)スペイン語学科卒業
自分探しの学生時代
私が外語大に入学したのは平成10年のことです。入学当時はまだ西ヶ原に校舎がありました。語学
を身に付けたくて入学したものの、あまり勉強もせず、1~2回生の頃の記憶はほとんどありません。一番忙しかった頃はサークルは(他校も含めて)4つ掛け持ち、アルバイトも3つ掛け持ち、とにかく自分のやりたいことだけをやっていたように思います。
そんな学生時代のさなか、ある方の勧めで、大学とはあまり関係のない、コンピュータープログラミングの世界に引き込まれていきました。「フリープログラマー」と呼ばれる仕事をしていたその方について回り、仕事を見せてもらいながら、プログラマーとしての知識を身に付けていきました。そのうちコンピュータとは全く無縁のアルバイト先でもちょっとしたプログラミングの依頼が増えるようになり、学生時代の後半の3年間は、四六時中プログラミングに没頭していました。
そのままIT業界へ
そんな「熱中し始めたら抑えがきかない」性格ですから、当然就職先も、ITの仕事を選びました。横河電機という会社の子会社で、コンピュータシステムを専門に作る会社です。事業内容を見るなり、丸っきり理系で自分には遠い世界だな、と思っていたのですが、自分の腕がどこまで通用するかという怖いもの見たさの気持ちが勝りました。
入社後は名古屋に配属され、工場向けのITシステムを作っていました。モノが作られていく過程を見るのはとても新鮮で、子供の頃のビール工場見学のような、ワクワクする体験をたくさんしました。今でも自分を育ててくれた当時の会社には、心から感謝しています。
3年半勤めて退職し、その後4年ほどフリーランスでプログラマーの仕事を続けました。現在はそのまま法人の看板に変え、好きな仕事を続けています。仕事を通して常に新しい世界を見続けることが、自分のモチベーションの源泉だと思っています。
----(略歴)-----
平成15年スペイン語学科卒業後、株式会社ワイ・ディ・シーに入社。退職後、独立して現在にいたる(いわゆる、SE、プログラマーといった仕事です)。著書に「PHP逆引き大全 516の極意(秀和システム)」、「たったコレだけでJavaプログラミングが理解できる本 (秀和システム)」など。
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